ゲームデー!(スタンダード!)
2012年10月30日 TCG全般 コメント (4)――今より遡ること二週間前。
茶を飲みながら井村は言った。
『優勝を狙うだけが大会ではないだろう』
『ならばウケ狙いか?』
『それも良いが、MAO−にギャグセンスが無い』
――うむ、なるほど。
『優勝狙いでもウケ狙いでも無いならば、残るは?』
井村は大会要項を指差し、高らかに宣言した。
『パック狙いだ!』
他では知りませんが、一宮コミュニティーゲームデーでは『パック条件』というものがあります。
1・戦慄掘りでプレインズウォーカーを破壊する。
2・ジェイス、ヴラスカのどちらか、一番下の能力を起動する。
3・世界棘のワームを場に出す。
4・県外から来る。
『4以外は可能だな』
『うむ、1番は起きる確率が高いな。だが、1〜3を目指せ』
『わかった』
というわけで、私と家内、井村の三人で夜中にデッキ作成が始まりました。
井『にゃにゃ、ワームは墓地に落ちないのか』
嫁『リアニメイトも不可やね』
M『ビッグマナを生み出して出すしかないな』
他にも様々な方から意見を頂き、夜中3時、デッキは完成しました。
その名も『ターゲットパック』
パック条件をこなすためだけに存在し、パックを貰うためのデッキ。
レシピもバカバカしいので概略だけ。
斧折りの守護者を中心に、門を這う蔦をはじめ、防衛を揃えます。
ポイントになるのは赤い壁『高射砲手』。
ラクドスを出すための防衛で、採用するかどうかで議論が交わされました。(完全に幸運でしたが結果だけ見れば正解でした)
あとはそもそもの色事故を防ぐために『彩色の灯籠』や『マナの花』を使います。
よくよく考えると、無色のアーティファクトで、かつ、土地をフィルタリングする彩色の灯籠はまだしも、『マナの花』よりは『遥か見』を採用するべきだったよーな気もします。
そして最後に1枚、『気紛れな薬術師』
重量感もあることから採用は一枚だけにしましたが、手札に余ったワーム(笑)を投げられ、さらにドローまでサポートしてくれる気紛れ薬術師は大正解でした。
(後にデッキ診断して下さった方々から『薬術師とワームの量を増やすのアリだ』とお言葉を頂きました)
そして夜は明け大会開始です。
一戦目、二戦目と、ラクドスビートに泣かされつつも、様々な人から『諦めるな、パックをねらえ!』と励ましを受け、そして迎える三戦目!
高射砲手からラクドスが出撃し、一気に7点パンチ! デッキの中から井村が叫びます!
『今だ、MAO−!』
僅か4マナで『世界棘のワーム』が出現し、すかさずジャッジを呼びます!
『達成です!』
次ターン、ワームとラクドスのダブルパンチ、プラス高射砲手の一撃で勝利!
と見せかけて、何もせずそのままターンエンド。
折り返すマイターン、
『ヴラスカの最終奥義、起動!』
ジャッジが主催者席に座ると同時に立ち上がり、2パック目を持って来てくれました!(お疲れ様です)
残念ながらドローのタイミングが合わず、戦慄掘りでプレインズウォーカーを破壊することは叶いませんでしたが、500Mの参加費で2パック。
それ以上に拍手をもらえたことと、
井&嫁『よく頑張ったな』
井『狙ったことが出来るということが何よりの成果だ』
デッキコンセプトに『勝つデッキ』というものは恐らく無いでしょう。
『焼き殺したい』、『分殺可能なデッキ』、往々にして狙ったことが出来るかどうかが大事なのかな、と思うと同時に、やっぱり今回に限って言えば"幸運"だったの一言に尽きる気もします。
帰り道、井村が言いました。
『やはりスタンダードは楽しいな』
しかし復帰して間もなく、ラヴニカオンリーのカード資産しか無い私にはこれが精一杯です。
ところが。
『熟考し、熟成させ、最善を尽くしても勝率を上げるだけで、負ける時は負けるのがマジックだ』
――ふぅむ。
井『いいじゃないか。ラヴニカ限定構築デッキでスタンダードに出てはいけないという法律もルールもない』
目標は、1大会1勝利。
彼はそう言い残し、デッキの中へ帰っていきました。
が、すぐにデッキから声がします。
『とはいえ世界棘のワームは抜いておけ』
――うん。
MAO−
レベル3
EXP 82/100
資金2500M
茶を飲みながら井村は言った。
『優勝を狙うだけが大会ではないだろう』
『ならばウケ狙いか?』
『それも良いが、MAO−にギャグセンスが無い』
――うむ、なるほど。
『優勝狙いでもウケ狙いでも無いならば、残るは?』
井村は大会要項を指差し、高らかに宣言した。
『パック狙いだ!』
他では知りませんが、一宮コミュニティーゲームデーでは『パック条件』というものがあります。
1・戦慄掘りでプレインズウォーカーを破壊する。
2・ジェイス、ヴラスカのどちらか、一番下の能力を起動する。
3・世界棘のワームを場に出す。
4・県外から来る。
『4以外は可能だな』
『うむ、1番は起きる確率が高いな。だが、1〜3を目指せ』
『わかった』
というわけで、私と家内、井村の三人で夜中にデッキ作成が始まりました。
井『にゃにゃ、ワームは墓地に落ちないのか』
嫁『リアニメイトも不可やね』
M『ビッグマナを生み出して出すしかないな』
他にも様々な方から意見を頂き、夜中3時、デッキは完成しました。
その名も『ターゲットパック』
パック条件をこなすためだけに存在し、パックを貰うためのデッキ。
レシピもバカバカしいので概略だけ。
斧折りの守護者を中心に、門を這う蔦をはじめ、防衛を揃えます。
ポイントになるのは赤い壁『高射砲手』。
ラクドスを出すための防衛で、採用するかどうかで議論が交わされました。(完全に幸運でしたが結果だけ見れば正解でした)
あとはそもそもの色事故を防ぐために『彩色の灯籠』や『マナの花』を使います。
よくよく考えると、無色のアーティファクトで、かつ、土地をフィルタリングする彩色の灯籠はまだしも、『マナの花』よりは『遥か見』を採用するべきだったよーな気もします。
そして最後に1枚、『気紛れな薬術師』
重量感もあることから採用は一枚だけにしましたが、手札に余ったワーム(笑)を投げられ、さらにドローまでサポートしてくれる気紛れ薬術師は大正解でした。
(後にデッキ診断して下さった方々から『薬術師とワームの量を増やすのアリだ』とお言葉を頂きました)
そして夜は明け大会開始です。
一戦目、二戦目と、ラクドスビートに泣かされつつも、様々な人から『諦めるな、パックをねらえ!』と励ましを受け、そして迎える三戦目!
高射砲手からラクドスが出撃し、一気に7点パンチ! デッキの中から井村が叫びます!
『今だ、MAO−!』
僅か4マナで『世界棘のワーム』が出現し、すかさずジャッジを呼びます!
『達成です!』
次ターン、ワームとラクドスのダブルパンチ、プラス高射砲手の一撃で勝利!
と見せかけて、何もせずそのままターンエンド。
折り返すマイターン、
『ヴラスカの最終奥義、起動!』
ジャッジが主催者席に座ると同時に立ち上がり、2パック目を持って来てくれました!(お疲れ様です)
残念ながらドローのタイミングが合わず、戦慄掘りでプレインズウォーカーを破壊することは叶いませんでしたが、500Mの参加費で2パック。
それ以上に拍手をもらえたことと、
井&嫁『よく頑張ったな』
井『狙ったことが出来るということが何よりの成果だ』
デッキコンセプトに『勝つデッキ』というものは恐らく無いでしょう。
『焼き殺したい』、『分殺可能なデッキ』、往々にして狙ったことが出来るかどうかが大事なのかな、と思うと同時に、やっぱり今回に限って言えば"幸運"だったの一言に尽きる気もします。
帰り道、井村が言いました。
『やはりスタンダードは楽しいな』
しかし復帰して間もなく、ラヴニカオンリーのカード資産しか無い私にはこれが精一杯です。
ところが。
『熟考し、熟成させ、最善を尽くしても勝率を上げるだけで、負ける時は負けるのがマジックだ』
――ふぅむ。
井『いいじゃないか。ラヴニカ限定構築デッキでスタンダードに出てはいけないという法律もルールもない』
目標は、1大会1勝利。
彼はそう言い残し、デッキの中へ帰っていきました。
が、すぐにデッキから声がします。
『とはいえ世界棘のワームは抜いておけ』
――うん。
MAO−
レベル3
EXP 82/100
資金2500M
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コメント
自分もマジックは勝つ楽しみというより、いろんなアイデアを出しながらそこに至るデッキを作りテストプレーする楽しみというのも大きいと思うので、このデッキは斬新だと思ったw
コメントありがとうございます☆
さながらサバゲーで武器を持たずに戦場を彷徨く気分を味わえました。
これからも似たような状況が続くのかと思うとワクワクします☆
少なくても ラクドス→グリセル よりはましでしょう〜
コメント、ありがとうございます☆
確かにラクドスは色々と悪さができそうですねぇ。追加でアヴァシンあたりも出すと敵が慌てそうです。